羽生結弦選手
羽生結弦選手
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 フィギュアスケート男子SPで羽生結弦選手(27)=ANAがリンクに立つ。ソチ(2014年)、平昌(2018年)に続く北京の五輪3連覇、そしてまだ成功者のいない4回転半ジャンプに挑む。羽生選手とゆかりのある神社には、全国のファンから健康や成功を祈願するメッセージが絵馬などに寄せられていた。

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 淡路島最高峰の諭鶴羽(ゆづるは)山の山頂にある諭鶴羽神社(兵庫県南あわじ市)は、樹齢300年を超える原生林アカガシなど生える自然豊かな山中に鎮座する神社。辺鄙な場所にも関わらず、全国各地から羽生選手のファンが参拝する聖地として知られている。奥本憲治宮司によると、羽生選手の誕生日だった昨年12月7日あたりから祈願する人が増えたという。

「淡路島は交通が不便で、狭い山道をレンタカーかタクシーを仕立てて来るか、登山のように歩いて登るような所ですが、ファンが全国からいらっしゃいます。羽生選手の足の回復やコロナから守ってくださいというような健康を願って本殿で祈祷してほしいとい方もいらっしゃいました。『4A(クアッドアクセル)』『優勝させてあげてください』という、選手に寄り添うような表現で応援メッセージを書いて祈願してほしいというお便りもたくさん届いています」(奥本宮司)

 羽生選手自身もソチ五輪の翌年2015年と平昌五輪の前年2017年に諭鶴羽神社を訪れていた。

「礼儀正しくてね、感じのいい方でしたよ。羽生結弦選手と神社の名前が似ているからということだとは思いますが、ファンの方がうちの神社など、お名前の似ている神社がここにもありますよ、ということで羽生選手にお守りを送った方がいたようです。それをきっかけに知ったようです」(奥本宮司)

 兵庫県神戸市にある弓弦羽(ゆづるは)神社も名前が似ていることで有名な聖地だ。澤田政泰宮司によると、東日本大震災の前である2010年、震災後の2011年、2015年に羽生選手が参拝しに来たという。

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お許しを請いにきた様子