2月20日に放送されたフジテレビのバラエティー番組「ジャンクSPORTS」でヤクルトの田口麗斗が、昨年3月に移籍するまで在籍した古巣・巨人の元木大介ヘッドコーチから苦言を呈された場面が話題になっている。
この日は1月9日に放送された「3時間SP」の延長戦として未公開シーンが流された。巨人時代の田口が打席に立ち、丸佳浩、亀井善行(現1軍外野守備走塁コーチ)にそっくりなフォームで構えている映像で、「モノマネ疑惑」が浮上。真相を聞かれた田口は「モノマネしようっていうよりも一流のバッターの雰囲気を醸し出すだけでいい結果が生まれるんじゃないかと」と説明。番組MCのダウンタウン・浜田雅功も「ゴルフでもマネした方がええみたいなね」と理解を示した。
ところが、浜田から「気づいてなかったんですか?」と聞かれた元木ヘッドコーチは「僕、知らなかったですね。気づいてたらまず注意してますね」と真剣な表情に。田口が「テレビ側か、守ってる側ぐらいしか多分気づかなかったかなと」としどろもどろになると、元木ヘッドコーチは「ピッチャーは真剣に投げているのに、あれをやられると。多分気持ちよくないと思います」と苦言。「僕、気づいてたら、試合終わったらすぐ注意してたですけど。こそこそやってたんですね?」と疑問を呈した。
他球団のあるコーチは元木ヘッドコーチの意見に同調する、
「田口のものまねは前から気になっていました。打ちたいと思って試みているならともかく、1打席の中で1球ごとにコロコロ変える時があった。打つ気がなくてものまねをしている時もあってやりすぎかなと。点差が大量に離れている場面だったら、『馬鹿にしているのか』と怒る投手がいても無理はない。一昔前ならぶつけられていたと思います。外国人投手の時は気を付けた方がいいですよ」
ただ、投手が強打者のものまねをして打席に入ることは珍しくない。中日の柳裕也は巨人・坂本勇人、ヤクルト・山田哲人にそっくりな打撃フォームの時があり、DeNA・今永昇太はソフトバンク・中村晃を彷彿とさせる独特の構えで打席に立っていた。