撮影/写真部・松永卓也
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 現在3歳になる男の子を育てるryuchellりゅうちぇる)さんとpecoぺこ)さん。「無理なときは、サボったっていい」「叱っても愛を伝えるのが大事」など、夫婦が発信する“子育て論”に、SNSでは「救われた」「ためになる」など、共感の声も寄せられています。そんな二人が、日々の育児について、交互で語る連載「ryuchell&pecoの子育て日記」。今回は、pecoさんが語る、子どもへの伝え方について。

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 最近の息子を見ていると、心が成長してきたと思いますね。やさしさを感じることが増えました。

 ちょっと前までは、美味しいものを食べているときに私が「ちょっとちょーだい」と言っても、「じぶんのだからやだー」という感じでしたが、最近は美味しいものを食べているときに「ママもたべてみる?」なんて言ってくれるようになりました。

「あげないと意地悪だよ」とは言ったことはなくて、自然と自分が嬉しいことを共有してくれるようになった感じですね。

 その他にも、靴が玄関で散らかっているときに、何も言っていないのに、しっかりとみんなの靴を揃えてくれたり、私が足をテーブルにぶつけて「痛い!」っていったら、「大丈夫」と心配してくれたり。ハサミを使うときも「お手て気をつけてね」とか、子どもが学校にいくときに家の窓から少し身を乗り出して手を振っていたら、「落ちないように気をつけてね!」とか言ってくれます。

 私がいつも子どもに言っていることを、私に言ってくれているんですよね。

 良くも悪くも親は子どもの一番の鏡になるんですよね。お友達の子どもや自分の兄弟の子どもを見ていても、親の影響は大きいな、と思います。そう思うので、自分の子どもにかける言葉はとても気をつけています。私の言葉が子どもから出てきてしまうから。

 そんなこと言っていますけど、実際にはめっちゃキレて「なにしてるん!」とか強く言っちゃったりしますけどね(笑)。どうしてもムカッとして感情がたかぶって、怒ってしまうことはありますね。

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pecoさん直伝 とりあえずしておけばいいこととは