
団体は政治家の事務所に秘書まで送り込んでいたという。それもかなりいるといわれている。他国の反社会的集団を政治の中枢に簡単に入れる、それはテロが容易にできる国だろう。
最後に、この問題は政治の圧力で長いこと放って置かれたので、2世や3世となる信者がいることを忘れてはいけない。中途半端な解決はない。
彼らは加害者であり被害者だ。団体の実態が露わになれば、その身が危険だ。海外に連れ出されたら簡単に救えないし、余計なことを喋らないよう監禁されるかも。一刻も早く救わねば。
それに、もう日本で稼げないとなった、日本を恨むこの反社集団をこのままにしておくのは、あまりにも危険だ。
室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。「しがみつく女」をまとめた「この国は、変われないの?」(新日本出版社)が発売中
※週刊朝日 2022年8月12日号