野党「国民の力」公認候補の尹氏の妻・金建希(キム・ゴンヒ)さんは経歴詐称を会見で謝罪した
野党「国民の力」公認候補の尹氏の妻・金建希(キム・ゴンヒ)さんは経歴詐称を会見で謝罪した

 金建希さんはこの経歴で採用された水原(スウォン)女子大学の広告映像科で、実際に2007年から1年近く教授として在職はしている。

 しかし、「YTN」が公開した資料によると、金建希さんは改名前の“キム・ミョンシン”で教授招聘志願書を提出したが、経歴事項には2002年3月から3年間、韓国ゲーム産業協会・企画チーム・企画理事を務めていたと書かれている。

 金建希さんが「2002年から3年間」務めたとされているが、同協会の設立は2004年6月。金建希さんは設立前に勤務していたと主張したが、さらには“企画理事”という肩書きは、当時も今も存在しないと「YTN」が報じている。

 さらには、金建希さんの経歴にある「ソウル国際漫画アニメーションフェスティバル大賞」の受賞歴も、受賞作品は過去に勤務した制作会社の複数社員の共作で、彼女の貢献度は大きくなかったということやニューヨーク大学の学位にも疑義がかけられた。

 金建希さんはこれに対して、12月26日に謝罪会見を開いた。髪を切り、内巻きに清楚に整え、地味な黒のパンツスーツで登壇し、職歴や受賞歴に関して、

「よく見せようとふくらませ、間違って書いたものもある」

と、説明した。さらには、

「愛して尊敬する尹錫悦の前で私の過ちが余りにも恥ずかしい。すべては私のせいだ。どうか許してほしい」

と、謝罪し、まるでラブストーリーかのように夫である尹錫悦候補との出会いや過去の流産の話まで語った。

「経歴詐称疑惑ではこうして謝罪会見を開きましたが、経歴詐称と同じ頃に浮上した株価操作疑惑には“関連していない”と一貫して否定しています。こちらはまだ疑惑は晴れていません。そんな中今年に入って、金建希さんとインターネットメディア記者との私的な電話のやり取りが暴露されましたが、取り立てた中身はなく、逆にその通話記録が出たことで“意外といい人じゃないか”とイメージがアップしています」

 と、菅野さんが指摘するように、金建希さんのサバサバとした物言いが主に女性の共感を呼んで、金建希さん自身のファンサイトの登録者数が激増した。

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