うつ病の影響もあるのか、インスタライブでは表情がうつろな時も珍しくなかった。ただ、それでも俳優として「復活待望論」は根強い。90年代に出演した「一つ屋根の下」、「聖者の行進」、「未成年」など人気ドラマで見せた演技は30年経った現在も業界内で語り継がれているほどだ。

 いしだは17日放送のフジテレビ系情報トーク番組「バイキングMORE」にVTR出演した際、今後の展望について「まだ計画段階ですけど、今年中を目標にアジアに進出したいなと思ってまして。タイ語を勉強して、できれば俳優で。最初は音楽でデビューしようかなと思っているんですけど」と語っている。楽曲作りはすでに始めており、来年にタイに拠点を移し、音楽活動を行う予定を明かした。再起のきっかけは、前妻の飯村に掛けられた言葉だったという。「離婚した時に妻からの『やっぱりあなたは舞台の上に立っていてほしい。スクリーンの中にいてほしい。カメラの前に立っていてほしい』という言葉に、すごくグサッときた」と振り返り、「原点に立ち返ってゼロ以下からのスタートですけど、そういったきっかけがありました」と思いを新たにした。

 異国の地で俳優として成功するのは至難の業だ。いしだも重々承知しているだろう。その生き様をファンたちは見守っている。何年かかってもいい。もう一度、役者として輝く姿を見たい。(西川秀之)

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