佐々岡監督は編成面では手腕を発揮しているが、3連覇からBクラスに転落したチームの順位を上げることはできておらず、就任1年目が5位、2年目が4位と上位進出は果たせていない。采配面では疑問の声が上がることも多く、周囲の評価を覆すためにもチームとして目に見える形での結果が必要となる。

 井口監督は17年に現役引退後、すぐに3年契約で監督に就任。20年オフに2年間契約を延長して今季が5年目という長期政権になっている。当初は指導者としての勉強を重ねながらの指揮だったため多少は甘めの査定もあったが、お試し期間は過ぎた。元々はダイエー(現ソフトバンク)で活躍した“外様”ということもあり、こちらも先が読めない。

 開幕前には阪神の矢野燿大監督が今シーズン限りでの退任を発表して話題となった。佐々岡監督、井口監督もともにシーズン終了後に契約が切れるため、今季のチームの出来が“今後”を左右しそうだ。伸び盛りの若手も多いチームで、2人の指揮官はどんな采配を振るうのか。チームの順位とともに注目が集まる。

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