わかりやすく説明すると僕にとってはキャンプと同じ。キャンプは、小さい時は子ども会などの集まりで参加したり、家族で行ったりしていた。でも、いつか大人になったら自分で車を運転してキャンプをしてみたいなという思いがあった。でも、大人になって手を付けていなかったところ、ここ数年、自分でキャンプをやってみたら楽しかった。バイクもそうで、いつか自分もでっかいバイクに乗ってみたいなと思っていた。番組の企画の流れでバイクの免許を取って、乗るようになった。
子どもの頃に「やってみたいな」と思ったことで、やり残していることってなんだろうって考えたときに、大学に行きたかったのに行ってないなと思った。社会人でも行かれるのであれば、挑戦してみてもいいかなという感覚ですね。
結構、芸能人でも大学に通っている人もいるので、「あぁ大学に行かれるんだな」とは思います。でも、まだ自信がないというか、大学での勉強にそこまで夢中になれるのかなというのもある。
だんだん大人になると学びたいという気持ちが出てくるけれども、直近、やらなければならない仕事を積み残している状態だから、それを投げ出して大学で学ぶのは無理だろうなと思っている。
大学に行くことに興味が再び湧いたのは『今君電話』という番組のをやるにあたって、半年間、講義を受けたのが面白かったというのもありますね。最初は、面倒くさいというか、運転免許教習所の学科と同じで「めんどくせーな」って感じで、講義を受けてみたら、知らないことを学べて意外と楽しかった。
今君電話とは『今君電話/カンニング竹山が、あなたの話を電話で聞きます』(Eテレ)という番組で、SNSに公開された電話番号に連絡すると僕と話ができる電話相談番組です。
今君電話を制作するにあたり、2021年春から夏にかけて大学の先生から90分の講義を10コマ受けていました。福島で知り合ったディレクターと何か番組をやろうと話していて、「電話相談をやってみません?」と言われたのがきっかけ。そもそも電話相談ってどうしたらいいのか? 相談を受けるとは? などから始まって、本当に電話相談を受けるならば、大学で資格を取らないとダメだということがわかった。