AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2022年5月2-9日合併号では、ステージシフト代表・起業コンサルタントの中山裕子さん、IT企業でシステムエンジニアとして勤務する中山正和さん夫婦について取り上げました。
* * *
夫49歳、妻42歳のときに結婚。
【出会いは?】オンラインの婚活サービスを通して知り合った。
【結婚までの道のりは?】出会って半年、交際から1カ月弱で婚約したスピード婚だった。
【家事や家計の分担は?】夕飯作りは妻が担当。その他の家事は、できる人ができることをしている。家計は別々。毎月、決まった額の生活費を夫が妻に渡している。
妻 中山裕子[49]ステージシフト代表 起業コンサルタント
なかやま・ゆうこ◆1972年、静岡市(旧・清水市)生まれ。地元の市役所に就職。36歳で退職、渡米し、帰国後に起業。結婚を機に、婚活コンサルとして活動を始め、2017年に起業コンサルに転身。21年に『わたしは「私」を諦めないことにした』(青春出版社)を出版
婚活を始めたのは40歳を超えてからでした。結婚を先送りにし過ぎて、「来世は結婚しよう」と思った自分に、思わず笑ってしまいました。
そして始めたのがオンライン婚活。登録時に決めたことが二つありました。一つは、期限は半年間。もう一つは、最初に「結婚してほしい」と言ってくれた人に決めるということ。
当時、もう一人デートをしていた人に、夫より先に結婚前提の交際を申し込まれたため、自動的にその人を選びました。ところが、その1週間後にその男性が前の恋人と復縁するという(苦笑)。
その間、夫とはゆるくつながっていました。お断りしてから半年近くが経ち、私から「近況報告がてら会いませんか」と連絡をしました。
夫も、私のことを気にかけてくれて、とんとん拍子に進み、婚約に至りました。
今では、夫は公私ともに良き相談者です。私は今年50歳で、夫も定年間近に。これからもそれぞれのフィールドで、お互い活躍していきたいです。