185センチの長身に、すらりと伸びる手足、透明感のある素肌。思わず見入ってしまうほどの端正な顔立ち。ひとたび俳優・杉野遥亮になれば、ヤンキーにも、“小学3年生”にもなってしまうから不思議だ。現在挑戦しているのは、スタートアップ企業の若き女性CEOを支えるビジネスパートナー・須崎功。「ちゃんと感情が動き、一生懸命生きるところが自分と似ている」という、その役どころとは──。
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──ドラマ「ユニコーンに乗って」では、永野芽郁さん演じる親友のCEO・成川佐奈とともに起業する役を演じています。もし杉野さんが起業するなら?
杉野遥亮(以下、杉野):農業をしてみたいです。昔から興味があります。自然の中で生活するのは、人間にとって大事だなって思う瞬間がたくさんあって。地方と東京との橋渡しができたらいいなとも。最近、撮影で地方に行く機会が結構あるので、地方と都心の人をつなぐことができたらいいなと思いました。
──もし、今回の役のようにビジネスマンになっていたら?
杉野:ええ、どうだっただろう? あまり想像できないですね。「9時から5時まで仕事」みたいな規則的な生活が苦手で。この道(俳優)を選んでいなくても、何か時間が自由な仕事をしていたんじゃないかな、って思います。
──俳優以外で、憧れの職業はありますか。
杉野:その道を追求している、職人っぽい仕事はかっこいいなって思います。撮影現場でいうと、音声さんも照明さんも、技術を仕事にしている。人にどう思われるかを気にするのでなく、自分がやるべきことを常に追求している人はすごく素敵です。
──役では、親友であり仕事仲間である佐奈への恋心が抑えられなくなります。ご自身がそうなったら?
杉野:うーん、自分の気持ちは伝えると思いますけど。でも僕、根本的にそんなに人を好きになることはないので(笑)。だから須崎にはちょっと共感できないところもあったりして。僕はやっぱり、「仕事は仕事」っていう感覚があります。
でももし仕事相手を好きになったら……、それは大変だと思います。仕事と自分の好きという気持ちがぶつかったときは気持ちの切り替えが難しい、というのは理解できます。