
――忙しかったりすると、なかなか時間がとれないこともあると思いますが。
それは言い訳だと思いますよ。どこかに恥ずかしさがあったりするんじゃないですか。自分から時間をとるようにするといいと思います。話す時間はそんなに長くなくても、15分くらいでいいと思いますよ。
――育児の知識はどう活用していますか。
子育ての本もたくさん読みました。もちろん納得感はあるんですけど、「これはうちでは全然使えないな」とか、思うこともあるんですよね。
なので、子育ては、最初から一つずつ自分で作りあげていかないといけないものがあるんだって思っています。ぺこりんやぼくの性格や、息子の成長や個性にあわせて、「これならぼくたちでも使えるかも」という知識を活用していくイメージです。
ぼくは食育カウンセラーの資格もとったんですが、そこでは添加物についても学びました。そうすると、「ファーストフードも食べないほうがいいんじゃないか」とも思うけれど、ぼくたちはそこまで気にしていないから、マックだって食べます。
それよりも、食は心の成長にもなる、楽しい場という考えがあって、それを大切にしています。なるべく家族3人でそろって食べるとか、そういうことを大切にしています。
――知識を身につけても、子育てで「うまくいかない」「悩む」ということはないですか。
たとえばトイレトレーニングが終わっても、おもらしが続くことがありました。そこでぺこりんと話し合って、夜11時半くらいに一度起こしてトイレをさせてみたり。試行錯誤でやっています。
イヤイヤ期でも「靴を履きたくない」「食べたくない」というのがあって、そのときは無理にやるのではなく、それを一回叶えてあげよう、ということもやってみました。そうすると、イヤイヤも、早くなくなったような気がしています。夫婦で考えて、ぼくたちなりの良いやり方を見つけようとしています。
――お子さんとはどのように接しているのでしょうか。
何かを導くような主従関係ではなくて、一緒に成長する横並びの関係を大切にしています。