スキー場の夏営業を紹介する連載の第4回目は「フラワーパーク」。ラベンダーやひまわり、ゆりなどの夏のお花が一面に咲き誇る様は、まさに絶景です。高原ならでは、真夏でも涼しい風が吹き、清涼感もばっちり。視覚だけでなく、触覚や嗅覚など、五感で感じる癒し空間といえます。

今回は3つのフラワーパークをご紹介。お友達やご家族、カップルで。ペット入場も可能なので、犬と一緒にお花畑を散策するのもいいですね。

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で外出の自粛を呼び掛けている自治体がある場合は、各自治体の指示に従いましょう。

たんばらラベンダーパーク(群馬・沼田市)
たんばらラベンダーパーク(群馬・沼田市)

「たんばらラベンダーパーク」関東最大級5万株!最高気温は平均たったの25度

関東最大級5万株のラベンダーが咲き誇る「たんばらラベンダーパーク」(群馬・沼田市)。標高はベースでも1,250mもあり、最高気温は平均でたった25度。避暑リゾートとしても人気です。

早咲き・中咲き・遅咲きと品種も豊富。景観重視なら色濃い紫色の早咲き品種「こいむらさき」、香り重視なら香水によく使われる中咲き「おかむらさき」や清涼感のある香りの遅咲き「グロッソ」の開花時期にあわせて来場するのがおすすめです。

ラベンダー以外にも、夏の花の象徴ひまわりや、朝に咲いて夕方にはしぼんでしまう1日花、ニッコウキスゲなど、さまざまなお花に出会えるのも魅力的。色とりどりのお花が虹のように並ぶ「彩の丘」や、ハートの形に花が咲く「ハートの畑」は人気のフォトスポットにもなっています。

また、園内は舗装されているので、犬と一緒に来ても大丈夫。日よけ付きのドッグランもあるので、ワンちゃんも大満足間違いなし!

シーズン中6万個も売れるという「ラベンダーソフト」は必食。そのほか、「冷やしラベンダーラーメン」やラベンダースコーン付きの「ティーセット」など、たんばら自慢のオリジナルメニューは要チェックです。

【たんばらラベンダーパーク】

◆住所:群馬県沼田市玉原高原

◆電話:0278-23-9311

◆営業期間:2021年7月10日~8月22日

◆アクセス:関越道 沼田ICから約30分、JR上越新幹線 上毛高原駅から直行バスで約75分、JR上越線 沼田駅から直行バスで約45分

◆料金:(入園料)中学生以上1,000円、ペット400円 ※小学生以下無料 (夏山リフト往復)中学生以上900円、小学生600円 ※未就学児無料

※詳細情報は公式サイトをご参照ください。

「タングラム斑尾」ゆり・ラベンダー&野尻湖・北信五岳の絶景を堪能する!

「タングラム斑尾」(長野・信濃町)といえば、アクティビティの充実で人気の高原リゾート。フラワーパークはホテル目の前の「ラベンダー園」と野尻湖テラスから一望する「ゆり畑」のふたつがあります。

ゆり畑の見ごろは例年、8月上旬から中旬。白やピンク、黄色など、カラフルに咲くゆりを鑑賞できます。リフト線下に沿って植えられたゆりもあるので、リフトに乗って見下ろせば、まるで、ゆりの絨毯の上を歩いているような雰囲気を味わえます。

ラベンダー園の見ごろは7月上旬から8月上旬。ホテル目の前の緩やかなゲレンデに、なんと!100万本ものラベンダーが咲き誇ります。7月中旬からは人気の摘み取り体験もスタート。ドライフラワーにして、ご自宅でもこの爽快な香りをご堪能ください。

絶景つながりで忘れてはいけないのが「野尻湖テラス」。フード付きのリフトに乗って約10分。標高1,100mの展望テラスからは、戸隠連峰・妙高山などの北信五岳や野尻湖の絶景を一望できます。

休憩はリフト駅舎2階「野尻湖ラウンジ」で。野尻湖側の壁面は大きな窓になっており、思う存分、絶景を堪能できると評判です。

【タングラム斑尾「ゆり畑&ラベンダー園」】

◆住所:長野県上水内郡信濃町古海3575-8

◆電話:026-258-3511

◆営業期間:(ゆり畑)2021年7月中旬~8月中旬 ※予定 (ラベンダー園)2021年7月上旬~8月中旬 ※予定 (野尻湖テラス観光リフト)2021年7月17日~11月14日の土日祝 ※7月17日~8月29日は毎日営業

◆アクセス:上信越道 信濃町ICから約20分、JR北陸新幹線 飯山駅から路線バスで約45分

◆料金:(入園料)無料 (摘み取り体験)500円 (野尻湖テラス観光リフト)大人1,200円、小学生以下1,000円 ※片道・往復同一料金

※詳細情報は公式サイトをご参照ください。

「ひるがのピクニックガーデン」4万株のペチュニアで一面ピンクの絨毯に!

東海北陸道 ひるがの高原SAスマートICから車で約5分!「ひるがのピクニックガーデン」(岐阜・郡上市)は中京圏からも関西圏からもアクセス良好な高原リゾート。約4万株の「桃色吐息(ペチュニア)」が一面をピンクに染める絶景スポットとして人気です。

今年は「おゆきちゃん」と呼ばれる真っ白なペチュニアのエリアも新登場。ミニひまわり「サンビリーバブル」や葉っぱを鑑賞する「コリウス」などとあわせて、ピンクだけでなく、さらに多様なカラーの草花を鑑賞することができるようになりました。

高原リフトで約8分の空中散歩! 標高約1,000mの山頂駅を降りるとすぐ、「Momoiroテラス&カフェ」があります。眼下に桃色吐息などの花々、眼前には大日岳や白山連峰を一望する絶景テラスです。

「ひるがのイチゴとフラワーソーダ」や「ピーチ・レ・フラッペ」など、地元食材を使ったドリンク&スイーツをいただきながら、高原の風と絶景を堪能してください。

西日本最大級、1万株のコキアが植えられた「コキアの丘」も見逃せません。夏には写真のような爽やかなグリーンですが、9月下旬からは赤く染まりはじめます。見ごろは10月になりますが、紅葉の秋コキアも一見の価値あり。とくに、夕日に照らされて、燃え上がるような絶景は感動的です。

【ひるがのピクニックガーデン】

◆住所:岐阜県郡上市高鷲町ひるがの4670-75

◆電話:0575-73-2311

◆営業期間:2021年7月10日~10月17日

◆アクセス:東海北陸道 ひるがの高原スマートICから約5分

◆料金:(入園料)大人500円、4歳~小学生300円 (高原リフト往復)大人800円、4歳~小学生500円、ペット500円

※詳細情報は公式サイトをご参照ください。