このハックで僕は二度寝の完全な撃退に成功。目薬は「スッキリ強刺激!」みたいなやつがおすすめです。ちょうどドライアイに悩んでいたのでそれも大変助かりましたしね。
そしてもうひとつ。「カーテンに手が届く場所で寝る」もあわせて実践しています。気づきそうで長年気づかなかったライフハックですが、太陽を浴びるのは気持ちがいい。朝日が差し込む家であれば暴力的とさえいえる効果を体験できると思います。
●不快さを排除し、快適さを増やす
あたりまえのことですが、僕たちはは苦行よりも「気持ちいい!」と感じる刺激が好きです。この2つのハックは、その性質を最大限利用したのです。
なお、僕は今度、最近買った小型冷蔵庫に朝食を入れておこうかな、と考えています。朝ならちょっとくらい甘いものを食べていいのが僕のルールですので「そうだ、冷蔵庫にクリームパンがある……起きよう……」そんな気持ちで目を覚ましてみたいものですね。
目覚めハックはひとつでは挫折してしまったとしても、いくつも積み重ねれば積み重ねるほど、成功率が上がります。あなたもぜひ、自分自身の目覚めハックを組み上げてみてください。くれぐれも意識を高くしすぎないのがコツです。朝イチでストレッチをして軽くランニングをする、とかは絶対にやめておきましょう。
借金玉(しゃっきんだま)
1985年、北海道生まれ。ADHD(注意欠如・多動症)と診断されコンサータを服用して暮らす発達障害者。二次障害に双極性障害。
幼少期から社会適応がまるでできず、小学校、中学校と不登校をくりかえし、高校は落第寸前で卒業。極貧シェアハウス生活を経て、早稲田大学に入学。
卒業後、大手金融機関に就職するが、何ひとつ仕事ができず2年で退職。その後、かき集めた出資金を元手に一発逆転を狙って飲食業界で起業、貿易事業等に進出し経営を多角化。一時は従業員が10人ほどまで拡大し波に乗るも、いろいろなつらいことがあって事業破綻。2000万円の借金を抱える。
飛び降りるためのビルを探すなどの日々を送ったが、1年かけて「うつの底」からはい出し、非正規雇用の不動産営業マンとして働き始める。現在は、不動産営業とライター・作家業をかけ持ちする。著書に『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』(KADOKAWA)がある。
Twitter:@syakkin_dama
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