実はコロナ禍の影響から、ステイホームのお供にしやすいという理由で、アメリカなどでもマリファナのニーズは高まっているそうだ。マリファナ人気は日本だけの状況ではないのである。そこには少なからず、不安から逃避したいという理由があるのだろう。だが、昨今の厳しい状況下では、現実逃避してばかりはいられない。
コロナ禍に順応するべく、いまや地球規模で人々の「再始動」が進んでいる。ニューヨーク在住の友人は、早々に別の州に移動して仕事を開始。「コロナね。気にしてても仕方なくない?」すでにこのような感じである。他にも、いまだ感染拡大が続くブラジルの友人からは、「いろんな連中が撤退しているから、逆にビジネスチャンスにしか見えないよ」というたくましい返答があった。野心むき出しで、現在は積極的に商売を始めているようだ。
マリファナに逃避しても始まらない。我々もコロナと共に生きることに対して、いさぎよく腹をくくることが必要なのかもしれない。(文/丸山ゴンザレス)