■女性ホルモンの乱れが、自律神経のバランスを崩している

 女性の体を守っている女性ホルモンは、35歳~45歳から徐々に減少していき、更年期のピークと言われる45歳~55歳には激減。女性ホルモンは脳の中にある視床下部から指令を出して、卵巣から分泌されますが、女性ホルモンが減ってくると、視床下部から出された「女性ホルモンを分泌して」という指令に卵巣が対応できず、身体はパニックに。同じく視床下部がコントロールしている自律神経も影響を受けてバランスが崩れ、心拍や血圧、呼吸、体温などが乱れ、不調を引き起こすというわけです。

 こんな症状を感じていませんか?

□下腹が出てきた
□太りやすくなった
□顔がほてる
□まわりは冷房の温度がちょうどいいというが、自分は「暑い」と思うことがある
□汗をかきやすくなった
□腰や手足が冷える
□息切れや動悸がする
□寝つきが悪い、眠りが浅い
□頭痛、めまい、吐き気がすることがある
□疲れやすくなった
□肩こりがひどい
□腰や手足に痛みがある

「こうした不調の対策におすすめしているのが『ちぇぶら体操』です。これは自律神経を調整しながら体を整える体操で、私がおこなっているセミナーで皆さんに試していただくと、ほとんどの方にほてりや冷え、息切れ、イライラなどの不調緩和を実感していただけました」

 永田さんいち押しの自律神経を整える昼と晩の呼吸法と、更年期の悩みの上位でもある尿漏れ防止の体操を教えていただきました。

●自律神経を整える呼吸法

 不安定な心と体を落ち着かせる呼吸エクササイズ。ポイントは首のつけ根。首のつけ根には自律神経のバランスを整える部位が存在していて、頭を上下に動かすことで副交感神経を刺激することができます。腹式呼吸と併せて首を動かすと、緊張が抜けて楽になります。

□こんな症状におすすめ
イライラ・うつうつ・緊張・不眠・ホットフラッシュ・集中力低下など
□目安の回数
5回×1日3セット

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