●ミスを隠し通そうとする「怒られるのが嫌」な中途採用社員
ここからはモンスター度・中級(筆者独自の判断)の事例を見ていこう。
「同世代の中途採用社員(男性)が自分のミスを隠蔽(いんぺい)しようとしていました。発注する資材の数を1桁間違えていた……という致命的なミスだったのですが、なんとか隠し通せると思っていたみたいです。
発覚した際に『怒られたくなかった』『仕事ができないヤツだと思われたくなかった』と泣きながら言い訳をしていたのには引きました。会社の損失なんて一切頭になく、自分の保身しか考えてない困った人だなあと」(30代女性)
なんとも独り善がりな理由である。1桁間違えるというのは相当だ。いずれ発覚する可能性は十分にあるだろうに、「その場さえ乗り切れば大丈夫」という浅はかな考えなのだろう。
●機密情報を世界に発信 エゴだけで動いた中途採用社員
もう1件、モンスター度・中級(筆者独自の判断)の事例を紹介する。
「僕のチームではオウンドメディアを運営しています。その一員である中途採用社員(女性)がやらかしましたね。自分のブログに“載せてはいけない情報”を書いてアップしたんです。
皆で考えてやってきた戦略から、何をどれだけやって数字がどれくらい伸びたかまで、すべて書いてるんです。これ、社内限定のノウハウ資料でしょ? というくらい、ご丁寧に何もかもブログに書いて無断でアップしたんです。