(イラスト/majocco)
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 年末年始やお盆休みなどハイシーズンの旅行より安くて手軽に楽しめる、週末だけの海外旅行。旅好きの間では定着しているものの、そんな短期間で本当に行けるの? TBS「クレイジージャーニー」にも出演し、世界中のスラム街や犯罪多発地帯を渡り歩くジャーナリスト・丸山ゴンザレスが、ブロークン・イングリッシュを駆使して取材した世界の話題を紹介する本連載。今回は「週末海外」について聞いてみた。

【この記事のマンガ】「週末海外? 何それ自殺旅行!?」

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「週末海外」という言葉を耳にするようになって久しい。旅好きの間ではすっかり定着したように思う。その一方で、旅に興味のない人に「週末に海外旅行に行く」と言うと、「そんな短期間で行けるの?」と、驚かれることもある。

 まっとうな社会人であればあるほど、まとまった休みがないと海外旅行なんて不可能と思いがちだが、私の経験からすれば、それもスケジューリング次第である。オーソドックスな週末海外は、金曜の仕事のあとで日本を発ち、土曜を現地で過ごして、日曜に帰国する2泊3日。もう少し余裕をもたせることができる人だと、金曜午後半休か月曜午前半休にすることもある。時間がない人の場合、行きか帰りの便で寝る機内泊を活用することもあるが、体力的に自信がない人にはあまりおすすめできる方法ではない。

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 日程に連動して注意するのは渡航先だ。範囲としては飛行機の移動時間が5~6時間程度であれば問題ない。代表的なところでも、台湾、韓国、香港。少し足を伸ばしてシンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナムあたりだろう(ただし、直行便に限る)。

 今だから言えることだが、私が会社員だったころは、「直行」と「直帰」を活用してスケジュールを組んでいた。午前中から午後にかけて外でこなす仕事をしてから、会社には「直帰する」と伝える。あとは駅のロッカーに入れていたバックパックを持って空港へ!という感じである。会社員生活を続けられなかった理由がここにあるのは明白だが、自分としては海外へ行く活動を継続できたので満足している(社長や編集長には迷惑をかけました、ごめんなさい)。長期間の渡航にこだわらず、海外に行き続けることが大事だという私のスタンスが確立したのは、この週末海外の影響かもしれない。

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アメリカ人に聞くと「どういう意味?」