二十四節気「雨水」の次候になりました。雪や氷がとけて雨水となるのは地上に陽気が発生するからとのこと。大地の目覚めとともに乾燥から潤いへ、ピーンと張り詰めていた空気がゆるんで水蒸気が立ちのぼり霞が棚引き始めます。朝夕は太陽の光で赤く染まり朝焼けは朝霞、夕焼けは夕霞といわれます。ほかにも遠くの山にかかる遠霞(とおがすみ)、濃く薄く棚引くようすは八重霞(やえがすみ)、また薄霞(うすがすみ)…

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