占い師、作家 しいたけ.
占い師、作家 しいたけ.
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 AERAの連載「午後3時のしいたけ.相談室」では、話題の占い師であり作家のしいたけ.さんが読者からの相談に回答。しいたけ.さんの独特な語り口でアドバイスをお届けします。

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Q:実家で暮らしています。何度か実家を出て暮らしたのですが、どういうわけか、体調を崩したり、自分の意思に反して、実家に戻らざるを得なくなることが多々ありました。今は実家から仕事に通い、それなりに楽しくやっています。ただ、またいつか家を出ていく時、二の舞いはしたくないです。戻れる場所があるのはありがたいですが、実家から離れるために、必要なことはありますか?(女性/パート/36歳/おひつじ座)

A:まず前提としては、いま楽しくやっていらっしゃるのであれば、それはそれでいいんじゃないかなというふうに、僕も思いました。ただ、いつか家を出ることはあるかもしれませんよね。

 実家とか、家族、家にそういう不思議な引力があるという話は、本当に何度も聞いたことがあります。表面的に合う・合わないはあってもやっぱり親や家族って、ものすごく濃いチームに既になっている人たち同士なんですよね。

 普段どんなにけんかをしていても、何か緊急事態が起きた時には助け合うだろうし、やっぱり特殊な関係性です。

 すっと自然に家族から離れて一人暮らしできる人もいますが、この方のようになぜか実家に引き戻されてしまう、という話も、占いの仕事の中でよく聞きました。転勤で地元に戻されてしまうとか、家族だけでなく「土地」から離れられないというケースもあります。科学では説明がつかないようなことかもしれませんが、僕自身も個人的に自分の地元や家に、そういう強い結びつきを感じています。

 これは不思議な話なんですが、血の繋がりがある人同士の間で、「念」のようなものが伝わってしまうとか、「思いを託す」という現象は起こり得る気がします。

 特におひつじ座は家との結びつきが強い人が多いイメージ。そう言い聞かせられたわけじゃなくても、親が子どもを近くに置いておきたいと思っていたら、そういう念を拾いやすい人はやっぱり実家からなかなか離れることができなかったりします。

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