独身時代の加藤ローサ(2006年)
独身時代の加藤ローサ(2006年)

SNSにつづられていた「離婚フラグ」

 実際、加藤のSNSには松井との“かみ合わない日常”がたびたびつづられてきた。

 記念日の贈り物として渡された派手な指輪に「日常で使えない」と戸惑う様子や、松井が食べ物を独り占めする“食い尽くし系”エピソードなどは、女性たちから「これが積もれば離婚につながる」との指摘もあった。こうした投稿は一種の“フラグ”でもあるのだが、男性たちからは「のろけ話にしか見えない」と受け止める反応が目立っていた。

 そんな日常に終止符を打ったにもかかわらず、加藤が離婚しても同居を続ける理由について芸能デスクはこう推察する。

「現金な話でいえば、松井は引退してから日が浅いので、まだお金があるうちに財産分与したほうが加藤にも手残りがある。今の芸能界のテレビ出演料はかなり安くなっており、それだけでは自立した生活が困難なので、収入が安定するまでには時間も必要です。また、松井は現在フットサルの仕事など多忙で、家にいる時間も少ないのであまり会話をしないで済むから、という理由も考えられます」

 芸能界では、加藤の他にも同居婚を公言していた元夫婦もいた。

「声優の金田朋子と俳優の森渉夫妻も昨年7月に離婚時に、『戸籍上の夫婦ではなくした上で家族を続けていく』と公言しています。ただ、こちらは週2回ほど会うという関係。加藤のように完全に同居というのは、やはりストレスがかかりそうな気がしますね」(スポーツ紙記者)

 ともあれ、加藤と松井のケースは新しい家族の形として受け入れられる可能性もある。今後の夫婦観や家族観を考える上で大きな一石を投じたと言えるだろう。

(泉康一)

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