23年放送の「VIVANT」に出演した富栄ドラム
23年放送の「VIVANT」に出演した富栄ドラム
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 2023年に放送され、最終回の世帯視聴率19.6%を記録した堺雅人主演のTBS日曜劇場「VIVANT」。8月14日には番組の公式Xが更新され、2026年放送予定の続編に向けた新ビジュアルが公開された。

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 主人公の協力者・ドラムを演じた富栄ドラム(33)が東京・神田明神を背景に前作同様の衣装で両腕を広げる姿が映し出されると、ファンからは「ドラムさん続投ですか」「おかえりドラム!」といった声が飛び交った。

 さらに16日には富栄自身がXに「よろしくお願いします」とつづり、別カットを投稿。番組公式もリポストして拡散したことで一層の盛り上がりを見せた。

「続編キャストは主演の堺のみが発表されている段階ですが、新ビジュアルでの登場によって、ドラムの続投が確定的になりました。前作では有能すぎるサポートぶりを見せましたが、『やっぱりVIVANTには欠かせない存在』との評価が再確認された形です」(テレビ誌記者)

 23年に放送された「VIVANT」では毎回のように謎めいたストーリーが展開され、視聴者の間ではSNSなどで「考察合戦」が繰り広げられた。堺の他にも阿部寛、役所広司、二宮和也、二階堂ふみなどそうそうたる顔ぶれが登場したが、ドラマが大きな反響を呼んだことで、脇役陣もその後の飛躍につながっている。富栄もその一人だ。

「ドラムは2008年に初土俵を踏んだ元力士で、21年に引退した後はYouTuberとして活動し、芸能界に進出しました。力士時代に培った体格と身体能力、そして素朴でチャーミングなキャラクターを武器に、『VIVANT』では阿部寛演じる公安部・野崎守の相棒役として登場。声を出さず林原めぐみの翻訳機を通じて会話するというユニークな設定が功を奏し、『かわいい』『癒やされる』と話題となりました。俳優としての経験はほとんどありませんでしたが、持ち前の存在感と表情だけで視聴者を引き込み、SNSでは放送のたびにトレンド入りする人気キャラクターに。今回の続編ビジュアル公開は、その支持の厚さを裏付けるものだと言えます」(同前)

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