デンマークでは、キャッシュレス決済の普及率が80%であり、子どもへのお小遣いもPayPayのようなアプリで渡していると話す。

「子どもが大きな金額を使うと、親にメールが届く仕組みになっていて、子どものお金の動きもある程度、監視できるようになっています。例えば、子どもが“カツアゲ”された場合でも、すぐにわかるということです。キャッシュレスはデータと連係することで、社会的に立場の弱い人を守る手段にもなり得るのです」

 キャッシュレス決済は、便利な「買い物の手段」だけではない。その意義を広く理解してもらうことが求められている。

(AERA編集部・古寺雄大)

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