また、蒼井は打ち合わせなどで「ナチュラルな感じでお願いします」と頼まれるたびに「私のナチュラルって何?」と戸惑いを覚えているといい、そんな自分を「ナチュラルアレルギー」と形容するのだった。エンタメ誌の編集者が話す。
「俳優生活26年の蒼井さんですが、もともとメディアで“自分”を出すことに必要性を感じていないようにも見えます。そんな彼女の本質の一片がうかがえたのが、今回の『アンパンマン』の舞台挨拶での発言。同イベントで『人生で心に残っている言葉』を問われた蒼井さんは、ある先輩から『“あなたの仕事は何か”と聞かれた時に“表現者”と答えるようなダサい人間にはならないで』と言われたことを明かしていたんです。
この言葉に蒼井さんは、自分はアーティストではなく『労働者のプロ』を目指すべきだということを教えられたのだとか。そうわりきっている彼女ゆえに、『世間から良い人に見られたい』『ママタレとして好感度を上げたい』といった意識は薄いのではないでしょうか」

芸能界に友人が多い
ただ、蒼井は多くの共演者から好感を抱かれている様子がうかがえる。人気俳優らと共演後も付き合いを続けており、人付き合いの良さや愛される人柄が伝わってくる。前出の平田氏が言う。
「自身の誕生日には、いつも親友の上戸彩さんらと一緒に過ごしているという蒼井さんですが、ほかにも映画『フラガール』で共演した山崎さんや、映画『花とアリス』で共演した鈴木杏さんなど芸能界に友人は多いようです。以前には高畑充希さんとプライベートで米・サンフランシスコへ“ふたり旅”に行ったりもしています。気取りのない性格で、現場でのコミュニケーション能力も高そうですよね」
「おしゃれクリップ」ではサプライズ登場した上戸から「(普段の印象は)全然違います」「(上戸の娘が蒼井に会うと)『酔っ払いおばさん来たー!』って言って逃げる」などと暴露されていた蒼井。素を見せるほどに世間の好感度も上がりそうなものだが、本人はそこを重要とは感じていないのかもしれない。
(小林保子)
こちらの記事もおすすめ 「蒼井優」が朝ドラで“モンスター俳優”の本領発揮 ママになっても変わらない「孤高」の演技力