
亡き母・ダイアナ元妃の実弟を訪ねて
ヘンリー王子(40)は、イギリス滞在中の警護をめぐる裁判などで、時々、イギリスに帰国している。帰国中の言動にはいつも注目が集まるが、先日は亡き母であるダイアナ元妃の弟チャールズ・スペンサー伯爵(61)と会った。家名の継承方法について助言を求めたとされ、ヘンリー王子は自分の姓「マウントバッテン=ウィンザー」を捨て、メーガンさん(43)と2人の子どもたちとともに、一家そろって母の実家の姓「スペンサー」に変更することを模索しているそうだ。
【写真】ダイアナ元妃の葬儀でうつむくウィリアム王子(当時)とヘンリー王子
しかし、相談を受けたスペンサー伯爵は「法的なハードルは乗り越えられない。そのような行動は取らないように」とアドバイス。続けて、「そんなことをするとチャールズ国王が特に傷つき、王子と王室の亀裂をさらに深める結果になる」と踏み込んだ話までしたのだという。

父・チャールズ国王の姓を捨てる
現在の英王室の王朝名は「ウィンザー」で、「マウントバッテン=ウィンザー」は国王の姓(家名)にあたる。「マウントバッテン」とは、故エリザベス女王の夫、故エジンバラ公フィリップ殿下の姓だ。したがって、「マウントバッテン=ウィンザー」から「スペンサー」に変えることは、父の姓を捨てることを意味する。
ヘンリー王子の「スペンサー」への変更希望に対して、国民からは「王子は、広大な領地や大邸宅を持つスペンサー家に足場を築こうとしているようだ」「兄が国王になったら、自分に何が起きるか不安なのだろう」という声のほか、メーガンさんの姓を継げばよいとして「王子は、ヘンリー・マークルでいいではないか」と皮肉る声もあがる。「兄よりも自分の方がダイアナに親しいように見せたいのだ」「これは父への復讐だ」「メーガンの差し金に違いない」など批判も殺到している。王子はスペンサー伯爵の助言を受け入れ、スペンサーになることをあきらめるだろうか。
一方、ヘンリー王子とメーガンさんが5月に7年目の結婚記念日を迎えたことから、結婚当時の話題が再び注目されている。それは、ヘンリー王子がメーガンさんとの結婚を考えたときの周囲の反応である。