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 世界トップクラスのレストランランキング「LA LISTE(ラ・リスト)」が2017年版を発表した。第1位はパリのレストラン「ギー・サヴォワ(Guy Savoy)」が獲得。第2位には日本の「京味」(東京・港区新橋)がランクインした。第三位は米ニューヨークの「ル・ベルナルディン(Le Bernardin)」だ。

 同社によると、今年の特徴は1000軒のレストランうち、日本から計116軒がランキングリストに選定。日本は2位となったフランスの113軒を抜いてトップの選定軒数となった。

 ラ・リストは、グルメガイドやレビューサイトのデータを蓄積、アルゴリズムに基づき分析、集計するサイト。2015年12月、フランス観光開発機構のフィリップ・フォール理事の発案により発足した。毎年12月に世界トップ1000軒のランキングを発表し、パリで式典を開催。世界トップのシェフたちが表彰されている。今回は2回目の発表となる。

 1位のレストラン「ギー・サヴォワ」は、フランス国立造幣局の跡地を改装し、貨幣博物館などが入る複合施設「モネ・ド・パリ」の中にあり、ミシュラン3ツ星を獲得している。

 リストの評価手法は、まず世界中の300以上のレストランガイドやレビュー、出版物などの評価を0〜100点のスコアで数値化。次に、各ガイドやサイトへの信頼度を、地元に詳しいシェフへのインタビューに基づき「信頼度係数」として算出。これを評価値に掛けた加重平均値を求め、最後にネット上でのカスタマーレビューを組み入れ、総合ランキングを算出するという。

 2017年度版では、世界のトップレストラン1000軒に加えて、評価が高く、手ごろな価格で上質な料理を提供しているレストラン1000軒を集めた「Best Valueレストラン」も発表した。