「昔は隣近所の付き合いがあり、必ず近所に世話焼きのおばさんがいました。しかし、今は人間関係が希薄になり、その裏返しに『孤独死』があると思います。他人に干渉されない生き方は自由で心地良いですが、その半面、とても寂しいこと。ただ、昔のような人のつながりをつくるのは難しいので、デジタル時代の新たな人間関係をつくれば、孤独の中に埋もれてしまう命を少しでも減らせるはずです」

 誰もがいつかは、人生の終わりを迎える。その時をどのように迎えるかは、私たちの社会のあり方にかかっている。

(編集部・野村昌二)
 

こちらの記事もおすすめ 「これ、ゴミの臭いじゃないです」 “天国への引っ越し屋” 特殊清掃社長の「忘れられない現場と思い」
[AERA最新号はこちら]