
JIRO:僕がもしソロのシンガーだったとしたら一番際立つ歌を歌うことを目指していたと思うんですが、バンドはそれぞれのエゴや個性を合わせながら少しずつ改良していく。いつ完成形を迎えるか分からないけれど、そのプロセスが楽しいです。
今でも週3~4回食事
TERU:バンドはすべてが生ものです。僕の声の調子が悪い時はみんなが支えてくれる。その関係性がバンドの醍醐味ですし、乗り越えた後にみんなと飲むお酒は本当においしい(笑)。
TAKURO:この4人でバンドをやることが楽しいから続いています。元々音楽が好きでバンドを始めてそれが仕事になりましたが、打ち上げやグッズ作りといったバンドを取り巻くさまざまなことも好きです。友達とわいわい盛り上がっていたらあっという間に30年が経っていた感覚があります。
HISASHI:「こんなに楽しいことばかりやっていていいのかな?」と思うぐらいGLAYの活動は楽しい。でもちゃんと商業的に成り立っているところがミュージシャンとして正しいと思っています。
TERU:いまだに話は尽きないですね。僕とJIROはよく一緒にスノボをしに行きます。TAKUROとは週3~4回食事をすることも珍しくない。HISASHIは長期休暇の時は全く連絡がないので「何してるんだろう?」と思いますけど(笑)。
JIRO:夜中にメンバーのグループLINEでTAKUROとHISASHIが大量にやりとりをしていることがある。朝起きた僕とTERUが返信してもHISASHIからは何のリアクションもないんです(笑)。
(構成/ライター・小松香里)
※AERA 2025年5月5日-5月12日合併号より抜粋
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