[撮影:蜷川実花/hair & make up Takayuki Tanizaki(Fats Berry) Takahiro Hashimoto(SHIMA)/styling Takeshi Sakazaki(StyleLAB.) Masashi Iimura(StyleLAB.)/costume kiryuyrik GALAABEND Obelisk]
この記事の写真をすべて見る

 2024年にデビュー30周年を迎えたGLAY。強い絆とバンドを続ける秘訣に迫った。AERA 2025年5月5日-5月12日合併号より。

【写真】蜷川実花が撮った!AERAの表紙を飾ったGLAYはこちら

*  *  *

──30周年を迎えられた理由をこう分析する。

JIRO:バンドの幸せだけでなく、スタッフ全員を家族として考えるリーダー・TAKUROの資質によるところは大きい。僕たちは無駄な争いをせず、衝突しそうになったらそれぞれが折れようとするのもTAKUROがみんなを尊重するタイプのリーダーだから。

TERU:TAKUROは常に今やるべきことを指し示してくれる。コロナ禍で活動が止まった時もいち早く制作活動をスタートさせました。誰かがつらそうだったら察知して「ちょっと休もう」と言ってくれたり、常日頃からメンバーやスタッフが何を考えているかを気にしてくれているんじゃないかな。もちろん僕たちもTAKUROを尊重しています。お互いのペースに合わせて歩いていけているので長く続けられる。

TAKURO:元々高校時代の友達なので音楽性の違いとかで解散する可能性はありません。例えばJIROが「もうヒップホップしかやりたくない」と言い出したら「じゃあ練習するか」って(笑)。

JIRO:いや、そうなったらTAKUROはもっと良い曲を作ってくると思う(笑)。

全員:(笑)。

TAKURO:曲の出来栄えにあまり手ごたえが感じられない時はTERUに「いつもより一生懸命歌って」とお願いしてクオリティーを上げますし、逆に楽器隊の演奏やメロディーや詞で曲を引っ張り上げることもあります。僕がリーダーではありますが、その時々でリーダーが変わってバランスを調整するようなところがある。

次のページ 今でも週3~4回食事