
――売買のタイミングで心がけている点を教えてください。
何となく売買はしません。なぜ今この銘柄を売るのか、なぜ今この銘柄を買うのか、きちんと理由をメモなどに残しておいて、記憶にとどめるようにしています。なぜ失敗したのか、なぜ成功につながったのかがわからなくなるからです。私はすべての売買の根拠を残すようにしています。
――感覚的なところもありながら、ナスダッ子さんは常に「根拠」を基に動いていますね。これだと決めたらブレないように心がける。自分で納得してやっているからこそなんですね。
自分がどうしたいのかをいつも考えて、長期的な視点で経済を見て知識を増やしています。生活においても人脈を大切に周囲に感謝をしながら、悔いのないよう動いていくことを心がけています。
対面証券は付き合い方の問題
――対面証券も使っているそうですが、対面証券の活用の仕方を教えてください。
私は対面証券とネット証券の両方を使っていますが、対面証券の担当者には「自分が何を求めているのか」をきちんと伝えることが大事です。私の担当者は幸い勉強家なうえに、私がどこに着地したいのかをちゃんと知っているので、必要なタイミングで必要な情報を的確に教えてくれます。対面証券は、20年、30年と長期で資金を預けている顧客も多く、長い期間、大勢の人の財産を預かっていることから、経済やマーケットの動きを冷静に見ています。非常に参考になります。
対面証券にネガティブな印象を持っている方が多いのですが、私からみれば付き合い方の問題です。自分が何を求めているのか事前に具体的にお願いしたり、相手が勧めている商品の内容を自分で精査したりせずに、結果だけに不満を言うのは間違っていると思います。私が手数料の高い対面証券をあえて使っているのは、自分ひとりでは一時の衝動に負けるリスクがあると思っているから。米国株をリアルタイムに衝動的に売買できない、その不便さを味方につけています。ちなみに短期の売買はネット証券でやっています。