実際、昨年7月にSixTONES・ジェシーとの真剣交際が報じられた後もたびたび順調交際が報じられているが、ツーショットは現時点で出回っていない。また、旧ジャニーズタレントの熱愛スキャンダルは、男性側のファンが荒れて女性側がイメージダウンに至るケースも多いが、綾瀬に限ってはびくともしない印象だ。前出の三杉氏が言う。

「綾瀬さんは長年にわたって女優として第一線で活躍を続けてきましたし、スキャンダルの印象も薄く、今回のジェシーさんとも映画共演がキッカケで親交を深めて交際に発展したという話ですからね。同性からの人気や好感度も高く、『好きな人と幸せになってほしい』と思う人も多いのではないでしょうか」

“文春砲”が無縁なワケ

 また長年、大きなスキャンダルと無縁だった理由の一つとして、「週刊文春」(文藝春秋)との関係も指摘されている。「文春砲に被弾しない唯一の策は、文春で連載を持つこと」とはよく言われるが、綾瀬は06年以降、同誌のグラビアページ「原色美女図鑑」に幾度となく登場。約20年にわたって恒例化しており、それをまとめた写真集シリーズ「原色 綾瀬はるか」の売り上げも毎度好調であるため、同誌が綾瀬をスキャンダルのターゲットにするとは考えにくい、という向きもあるようだ。

 とはいえ、当然ながら好感度女優としてのイメージを保ち続けられた理由は同誌との関係だけではないだろう。前出の三杉氏は次のように語る。

「若い頃から繁華街で派手に遊んでいたといった話は聞いたことがありませんし、天真爛漫でおっとりした柔らかい癒やし系の雰囲気を醸し出している一方、仕事ではキッチリと結果を出すプロ意識の高さが多くの人たちから支持されているゆえんでしょう。もちろん所属事務所をはじめ周囲のサポートがあったことも無視できませんが、女優としての実績だけでなく、好感度の高さもやはり本人の努力やプロ意識の賜物ではないでしょうか」

 常に自然体でありながら、国民的女優然としたオーラは増すばかりの綾瀬。ますます進化を遂げそうな40代に注目したい。

(小林保子)

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