
みなさまこんにちは! 春、感じてますか〜? 私は毎年この時期、見た目と肌感の違いにびっくりすることで春を感じます。天気予報の「気温10度」。同じ気温でも冬のそれとはすでに全然違うと感じません? 春の10度はどこかふわりとした空気に包まれて暖かみがプラスされる。太陽の力ってすごいなあって思います。
さて、そんな春の空気に包まれながらの日々ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。春は私の生まれた季節でもあるせいか、昔から心も体もわくわくイキイキする季節。今回はそんな季節に感じる「不思議なご縁」のお話。
野生のトーコ、先日なんと俳優座劇場(東京・六本木)の舞台に立ってしまいました。歴史ある俳優座劇場に自分が立つ日が来るなんて、人生何がおこるかまだまだ分かりません。
しかし、実はですねえ、私と俳優座は遠いようでとっても近い存在でもあったのです。4月30日、劇場がまもなくその役割を終えて閉館するというぎりぎりのタイミングでのこの奇遇に、不思議なご縁を感じずにはいられませんでした。
今回私が出演したのは、朗読劇「青空」。方南ぐみを率いる脚本・演出家の樫田正剛(かしだ・しょうご)さんが、NHK時代の私のラジオ「ごごカフェ」を聴いてくださっていて「出てみませんか?」とお声掛けくださったのがきっかけでした。この朗読劇は日替わりで全く違う4人の座組で演じられる人気の演目で、これまで何度も再演を繰り返し、その度に名優のみなさまがこぞって演じられてきました。今回も渡辺いっけいさん、飯島直子さん、中村雅俊さん、石倉三郎さんなどなど、そしてご本人の希望で三田佳子さんが加わっての追加公演も。そんな中、演劇ど素人の私も入れていただくという光栄!!
あらすじを紹介しますと……時代は太平洋戦争真っ只中。物資不足に陥ったお国は庶民に「家庭で飼育している犬と猫を差し出せ」と命令を下します。少年大和の遊び相手、柴犬の麦とキジトラの小太郎の危機。愛国心に満ち溢れた少年だったが、大和は麦と小太郎を助けたいと願い……そんな愛と涙の大冒険物語。