
そして悠仁さまは二つ目の関連質問で、秋篠宮さまの「卵料理の料理名」や「導火線の長さ」について尋ねられて、
「スクランブルエッグで、かたさにこだわりがある」
「ときには、導火線の長さが短くなってしまうことがある」
「幾分か丸くなったといいますか」
と、だいぶ踏み込んで答えている。
「父親のことに関しては自分の裁量でいいと判断され、具体的な料理名もお答えになりました。これもまたいいご判断だったと思います」
秋篠宮家の子育てに関しては批判的な意見もあるものの会見を通じて、しっかりとお育てになっており、悠仁さまご自身も将来のお立場を受け入れている、と山下さんは感じたという。

愛子さまとの違い
悠仁さまの今回の会見は、天皇、皇后両陛下の長女の愛子さまがユーモアを交えて温かな家族のエピソードを披露し、その人柄を伝えた会見ともすこし異なるものだった。
そして、好きなミュージシャンや俳優を尋ねられて、「ビートルズやパティ・ペイジ、ダイナ・ショア、江利チエミ、浅川マキ、チャップリン」といった名前を挙げ、
「友人からオジンくさい、と言われませんか」
「しょっちゅう言われます」
と、フランクな質問と答えが飛び交った悠仁さまの父・礼宮さま(秋篠宮さま)とも違う会見となった。
悠仁さまの成年式は、19歳の誕生日を迎える今年9月となり、それまでは宮殿行事などには出席しないとみられる。
しかし、多忙な大学生活の合間を縫いながらの公務の場で、悠仁さまの姿を目にし、その人柄に触れる機会は増えるかもしれない。
(AERA dot.編集部・永井貴子)

