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12日から13日の前半は広い範囲で雨。暖かい南よりの風が強まる。16日頃にかけて、気温が平年を上回る所が多い予想。雪解けによる災害の危険度が高まる。

1週目:暖かい空気が優勢に 雪解け進む 雪崩・落雪など注意

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ここ1週間ほど強い寒気が居座り、日本海側の地域では平地も含めて広く大雪に。太平洋側も、山沿いは積雪が一気に増えました。
向こう1週間は、一転して暖かい空気が流れ込みやすくなります。
12日から13日の前半にかけて、前線を伴った低気圧が日本海を通過するでしょう。全国的に天気が崩れる見込みです。低気圧に向かうように南風が吹き、気温が上昇。降るものは「雨」の所が多くなります。雪解けが急に進み、雪崩の危険性がいっそう高まるでしょう。屋根からの落雪にも十分な注意が必要です。また、路面がシャーベット状態になったり、大きな水たまりができたり、となりそうですので、車の運転や、お出かけの際の足元には十分お気を付けください。なお、低気圧の発達の度合い等によっては「春一番」が吹く地域もあるでしょう。
13日後半から14日は、西日本の日本海側や北陸から北で雨や雪。吹雪になる所もありそうです。その後、16日頃は低気圧が通過。気温は平年より高く、雨の降る所が多いでしょう。

2週目:18日~20日頃 寒さが戻る

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18日から20日頃にかけて、再び寒気が流れ込むでしょう。
札幌をはじめ、北海道は真冬日(最高気温が0℃未満)の所が増えそうです。北海道と東北は日本海側を中心に雪や吹雪で、北陸も断続的に雪が降るでしょう。強く降ることもありそうです。おおむね晴れる関東から西も、気温はあまり上がりません。東海と西日本では10℃に届かない所が多くなり、風が強めに吹くため体感温度はさらに下がります。
21日以降は、気温が少しずつ上がるでしょう。風も次第に収まり、寒さがいくぶん和らぎそうです。

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