救急搬送された小島瑠璃子
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 タレントの小島瑠璃子(31)と夫の北村功太さんが救急搬送され、その後、北村さんが死亡するという衝撃的なニュースから4日が経過した。北村さんは小島の2歳年下で、サウナや温浴施設事業を手がける「Habitat」の代表取締役社長を務める実業家だった。

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 ベンチャー企業の社長らしく、小島夫妻の自宅は港区にあるターミナル駅のすぐ近くで、好立地のタワーマンション。このマンションの上層階にある部屋に住んでいたようだ。

 当日の2月4日、ビルの向かい側で一部始終を見ていた50代の男性はその光景をこう話す。

「サイレンの音がしたので外を見ると、救急車が2台、消防車が4~5台くらい、ビル(タワーマンション)の周りにやって来ました。救急隊員がビルの中に入ったと思ったら、ものの数秒くらいで患者(北村さん)を担架に乗せて玄関から出てきました。パトカーは見かけませんでした。近くに交番があるので、そこから自転車で来ている警察官がいました」

 北村氏が社長を務めていた「Habitat」は5日、「当社創業者であり代表取締役社長・北村功太は、2025年2月4日、享年29歳で永眠いたしました。これに伴い、同日をもちまして代表取締役を退任いたしました。ここに、生前のご厚誼に深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます」と発表した。

 また小島も5日、自身のインスタグラムで「(夫が)亡くなった原因につきましては、詳細を控えさせていただきます。こんなにお騒がせしながらもご説明できないことを心苦しく思いますが、どうかお許しください。夫は家族思いで優しく責任感の強い人でした」と苦しい胸の内をつづった。

 北村氏が亡くなった背景には、「Habitat」の苦しい経営事情があったのではないか、との報道もあった。官報に掲載された2024年8月23日付けの決算報告によれば、当期純利益はマイナス1億4496万円、利益剰余金がマイナス3億225万円と経営状況は芳しくなかったようだ。

「Habitat」の公式サイトによると、会社設立は20年10月。主な事業内容は「温浴施設プロデュース」と「アプリケーション開発」。サウナ、銭湯などの経営者が抱える問題をサポートする事業が主体で、同社が開発した専用アプリ「habitat(ハビタット)」では、サウナのプラン予約からタオルなどの物品購入、クレジットカードのオンライン決済までを事前に行うことができることが売りだった。

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