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今シーズン一番の大寒波の影響で、6日の日中は、日本海側で大雪になっているだけでなく、晴れている太平洋側でも寒くなっています。正午の気温は、東京都心では8.5℃、東海~九州では5℃未満の所が多くなりました。今夜も厳しい寒さが続きますので、水道管の凍結に注意するとともに、積雪となっている所では路面の凍結に十分お気をつけください。

6日昼間も空気が冷たい 今夜も厳しい冷え込み

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6日は、今シーズン一番の大寒波の影響で、日本海側では積雪が急増しています。一方、太平洋側では広く晴れていますが、日差しがあっても、昼間も気温があまり上がっていません。

正午の気温は、東京都心では8.5℃と、快晴でも空気が冷たくなりました。東海~九州は、5℃に届かない所が多く、名古屋と大阪は4.7℃、高松は3.4℃でした。

なお、正午の天気は「雪」だった広島は1.8℃と、平年より6℃も低くなりました。

この大寒波の影響は、まだまだ続くでしょう。6日の夜も、冷え込みが厳しくなりそうです。

東京では、21時には、すでに気温が5℃を下回る予想です。名古屋・大阪では、もっと早い時間帯から5℃未満の時間が長く続くでしょう。7日朝にかけては、厳しい冷え込みとなりますので、体調を崩さないよう、暖かくしてお過ごしください。

7日の予想最低気温 東北~九州で0℃前後 東京都心も0℃

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6日夜から7日朝にかけて、冷え込みが厳しくなるのは、東京・名古屋・大阪だけではありません。

7日朝の最低気温は、札幌では氷点下5℃と、6日より3℃低いでしょう。東北~九州は6日と同じくらいで、0℃前後の所が多い予想です。内陸部や標高の高い所を中心に氷点下の所が多く、高知など市街地でも氷点下の続く所がありそうです。

気温が氷点下4℃以下だと、水道管が凍る目安と言われています。水道管の凍結に、注意が必要です。

また、今回の大寒波によって、積雪となったり、路面が濡れたりしている所では、路面が凍結するおそれもあります。車の運転や足元には、十分お気をつけください。

水道凍結を防ぐために 事前の対策は?

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強い冷え込みによって発生する「水道の凍結」を防止するためには、次のことが効果的です。

事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。水抜栓はいろいろな種類がありますので、あらかじめ使用方法を確認しておき、水抜栓の場所もチェックしておくと、水を抜く作業がスムーズです。
屋外で、むき出しになっている水道管やメーターを、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておきましょう。

それでも、もし、水道が凍結してしまった場合、凍結させたままにしておくと、水道管の破裂につながることもありますし、解氷のために、蛇口などに、直接、お湯をかけたりするのも危険で、禁物です。必ず、お住まいの自治体に相談するか、水道業者へ修繕作業を依頼してください。

路面の凍結 特に注意すべき所は?

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雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。

(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。

(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。

(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。

(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。

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