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貸し借りしたお金につく利息の割合を示す「金利」。銀行に預けたお金がまったく増えなかった一方、住宅ローンなどは借りやすかった「金利がない世界」が終わり、現在は「金利がある世界」になりました。金利が上昇することで、自身の生活にどんな影響があるのか、そしてどんな対応ができるのか、考えておくといいでしょう。
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「家を買いたいけど、住宅ローンの金利が気になる」
私の周りでも最近、こんな話題が増えています。昨年から、金利の引き上げが続いているためです。
日本銀行は昨年3月、17年ぶりに政策金利を引き上げました。政策金利は、個人や企業が銀行からお金を借りる利息にも影響するもので、個人の住宅ローンも同様です。
そして先日も、さらに日本銀行から利上げする方針が示されました。
「日銀が追加利上げ決定、0.5%程度に引き上げ 17年ぶり水準」(1月24日配信、朝日新聞)
日本銀行は24日の金融政策決定会合で、昨年7月以来となる追加利上げを決めた。銀行間で短期資金をやり取りする金利(無担保コール翌日物)の誘導目標を0.25%程度から0.5%程度に引き上げる。
そもそも金利とは?
金利とは、銀行にお金を預けるときや、住宅ローンを借りるときなどに登場します。
貸し借りしたお金の「元本」に対してどのくらいの利息がつくのか、という割合を表したもので、「◯◯%」とパーセンテージで表示されます。
金利が上がったプラスの効果としては、何と言っても銀行の預金の金利が上がること。実際に続々と各銀行が、普通預金の金利を引き上げています。
たとえば、以前は「年0.001%」といった極めて低い金利だったわけですが、銀行に100万円を預けたとしても、利息は年に10円。しかし、金利が上がった現在は、たとえば「年0.1%」の金利であれば年に1000円の利息がつくようになっています。