
結婚相手に求める条件は「口が堅い人」
そんな彼女が自分と重ね合わせたのが、女子プロテニス選手の大坂なおみだった。21年5月末に、大坂が全仏オープンで「取材対応を拒否する」と発表し、メンタルヘルスの問題を公にしたことが話題になったが、これを受けて小島は自身のSNSにこう投稿した。
〈戦っている大坂なおみさん。自分と、プレッシャーと、固定概念と、差別と。どれもきっと物凄く悩みながら。想像も出来ないような重圧が、彼女の背中にのしかかっているんでしょうね。次元が違い過ぎる。笑って心からリラックス出来る時間があるといいなと思います〉
この時期の小島は、プライベートがうまくいかないうえに、芸能界でのイスの奪い合いや、メディアの報道・ネットの声などにメンタルが弱っている様子がうかがえた。それゆえ、ファンからは「こじるりさんも十分戦っている」「あなたの笑顔に癒やされる」と励ましの声が上がっていた。
また22年1月、ABEMAの恋愛番組「私たち結婚しました2」にゲスト出演した小島は、タレントたちの“疑似結婚生活”に密着した映像を見て、「この楽しさ捨ててるってこの職業何なんだろう」とコメント。仕事を優先するあまり、恋愛や結婚の機会を失っていることへの葛藤も見られた。
そんな彼女が芸能活動を捨ててまで選んだのが、「留学」だった。22年8月に中国の大学へ留学する意向を発表し、23年2月にホリプロを退社。しかし、コロナ禍が長引いた影響で長期は留学せず、同年に結婚を選択した。
21年10月放送の深夜番組で、結婚相手に求める3つの条件について、「芸能界に知り合いがいない人」「週刊誌がネタにしてもおもしろくない人」「口が固い人」と語っていた小島。過酷な芸能活動や好奇の目にさらされる恋愛を経て、ついに理想の相手と結ばれたはずが、あまりにも悲しい結果となってしまった。
(泉康一)