8日(土)にかけて、日本海側を中心に大雪や暴風雪のおそれがあるため、道路への影響が大きい状況が続くでしょう。短時間に積雪が急増するため、車の立ち往生など交通障害に警戒が必要です。四国や九州など普段雪の少ない地域では、雪への備えを万全にしてください。
短時間に積雪急増 車の立ち往生に警戒
今日5日(水)から8日(土)にかけての、道路の気象影響予測です。
北海道は7日(金)にかけて、リスクがかなり大きいでしょう。沿岸部を中心に風の強い状態が続くため、大雪だけでなく、猛吹雪による視界不良にも警戒してください。
東北と北陸は8日(土)にかけて影響が大きいでしょう。断続的に活発な雪雲が流れ込むため、短時間で積雪が急増し、車の立ち往生などが発生するおそれがあります。外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。やむを得ず車を運転する場合は、立ち往生など万が一に備えて、車の中に、毛布など暖をとる物や、モバイルバッテリーや懐中電灯、スコップや長靴などを用意しておきましょう。
関東甲信や東海でも、局地的に雪や風が強まり、影響が大きくなりそうです。朝晩を中心に積雪や路面の凍結に十分ご注意ください。
普段雪の少ない地域でも雪への備えを
近畿から九州も、日本海側を中心に断続的に雪が降るため、8日(土)にかけて影響が長引くでしょう。
近畿や中国地方は、平地でも大雪のおそれがあるため、路肩に大きな雪山ができて見通しが悪くなる可能性があります。また、四国や九州南部など、普段雪の少ない地域でも積雪となる見込みで、場所によっては、大雪となる可能性があります。スリップ事故など交通障害の発生が予想されますので、雪道の運転に慣れていない場合は、車での移動を控えるなど、雪への対策を検討してください。
雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を
もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。
車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。
防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。