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明日4日(火)からは、今シーズン一番の強い寒気が列島に流れ込みます。大雪による交通への影響や気温の低下など、影響が長引きそう。

4日(火)~10日(月) 今季最強の寒波 影響は長期間

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明日4日(火)からは、今シーズン一番の強い寒気が列島に襲来。上空1500メートル付近でマイナス12℃以下が西日本まで、上空5000メートル付近でマイナス42℃以下の寒気が東日本まで流れ込む予想です。上空の寒気が強いほど、地上の気温は下がり、雪雲が発達しやすくなります。また、風も強まるため、猛吹雪で見通しが全くきかなくなることも考えられます。

今回の寒波は、少なくとも1週間程度は居座るため、影響が長引くでしょう。日本海側では9日(日)頃にかけて断続的に雪の降り方が強まり、北陸の山沿いを中心に積雪が急増しそうです。太平洋側にも雪雲が流れ込み、東海や関東甲信の山沿いも雪の量が多くなるでしょう。大規模な立ち往生などが発生するおそれがあります。普段、雪が少ない九州や四国などの平地でも、大雪になる所があるでしょう。最新の情報をこまめに確認して、迂回や交通機関の代替ルート、予定の変更も検討してください。

気温は平年より低く、各地で厳しい寒さが続くでしょう。最低気温は、大阪や名古屋、東京都心など市街地でも0℃前後まで下がる日が多く、氷が張るほどの冷え込みになりそうです。日中も気温は上がりにくく、札幌は最高気温が0℃未満の真冬日の日もあるでしょう。水道の凍結に注意が必要です。冷たい風が吹き付けて、実際の気温よりも寒く感じられるため、しっかり防寒してください。

11日(火)~16日(日) 日本海側で雪や雨 寒さは和らぐ

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強烈な寒波が抜けたあとも、日本海側では雪や雨の降る日が多いでしょう。12日(水)頃は再び雪の範囲が広がり、北陸を中心に雪の降り方が強まる可能性があります。太平洋側は晴れる日が多いですが、山沿いを中心に雪の降る所があるでしょう。

気温は、平年並みか高い日が多い予想です。九州から東海は、12日(水)にかけて平年より低いものの、週の中頃からは寒さが和らぐでしょう。東京都心は、14℃から15℃くらいまで上がる日が多く、日差しのもとでは暖かく感じられそうです。スギ花粉の飛散量が増えてくる頃。急に暖かくなる日や風が強い日は、マスクやメガネなどで対策をすると良いでしょう。

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