――菅井さんは銀行員時代から、アパート経営を始めたそうですね。
40代で不動産投資を始めましたが、はじめて不労所得が入ったときの喜びたるや。今でも忘れられません。自分で考えて始めた「お金を運んでくれる仕組み」があることで、お金の不安が解消されました。たとえ預貯金が少なくても確実に入ってくるお金がある安心感はとても大きいものです。
――お金に対して不安とかネガティブな感情を持っている人にはお金はやってこないと聞いたことがあります。
それはあるかもしれませんね。財布が軽ければ、心は重いです。お金を増やすことに「前向き」な気持ちを持つことです。私は借り入れがあります。でも、それがあることによってお金を増やし続けられています。いい物件やいいパートナーに出会えたことが大きいです。
良い出会い
――アパート経営は、いい物件に出会えなければ失敗してしまうリスクがありますよね。
でもツボをおさえさえすれば、いい物件には出会えます。私が最初に購入した物件は、本当に良い出会いでした。たまたま入った不動産会社が売れ残っていた(希少な)土地を紹介してくれたんです。長細いウナギの寝床のような土地でしたが、立地は申し分なかった。都心から多摩エリアに走る鉄道路線の駅から徒歩3分という、アパートを建てるにはもってこいの好立地。「これだ!」と思い、7000万円で購入することにしたんです。さらに7000万円ほどかけて13室入居可能な4階建てのアパートを建てました。今も1棟丸ごと所有し安定収入を得ています。優秀な管理会社にお願いしているので、空室リスクの心配もありません。