「優勝を目指せるとは言い難いがAクラス入りなら狙える。クライマックスシリーズ(CS)に出ることができれば昨季のDeNAのように日本一になれる可能性もある。少しずつ勝ち癖をつけていくことが将来の常勝軍団を作ることにも繋がる。ベテラン4人にはそのためにも頑張ってもらいたい」(中日OB)
長丁場のレギュラーシーズンを考えれば、今オフ大型補強を敢行した昨年の王者・巨人が有利だろう。しかしCSに進出できれば中日にも日本一の可能性は出てくる。現時点で目指すべき場所はそこであり、そのためにもベテランの力が必要だ。
「今季から井上一樹監督となり巻き返しを図るためにも、4人には結果を出してもらわないと困る。多くの経験を積んだベテランの存在は勝負どころで有形無形の力になる。何より、彼らが活躍すると現場、スタンドが大いに盛り上がる」(中日関係者)
2011年以来、リーグ優勝から遠ざかっている中日は低迷期に入っている。負け癖を払拭するには「勝利」という結果を1つずつ積み重ねるしかない。
今年、中田が36歳、大島が40歳、大野が37歳、涌井が39歳となる。選手生命のゴールが見え始めてきた今こそ、名古屋に大きな置き土産を用意してもらいたい。4人のベテランの活躍が、中日の未来をも左右することになりそうだ。