75000人以上を無償で占い、『ゲッターズ飯田の五星三心(ごせいさんしん)占い2025』が175万部突破と話題のゲッターズ飯田さんと、15000社の神社を巡り、神職の方々や地域の方々に話を聞いて知見を深め、いまでは神職向けの講演会にも呼ばれる佐々木優太さん。
「幸せとは何か」を考え続ける2人が見つけた、神社で開運する方法とは? 共著『幸せ舞い込む! あなたの開運神社』(朝日新聞出版)から、一部編集してご紹介します。
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みなさんは「お清め」や「お祓い」をする意味を、ご存じでしょうか?
僕は最初、「汚れをとる」とか、「何か悪いものを払う」ことだと思っていました。ところが「穢れ(けがれ)」とは、「汚れ」ではなかったんです。
もともと「穢れ」とは、死や疫病など、ふだんとは異なる状態になっていること。一説には「気・枯れ」で、「気が枯れている」状態とも。「気」はもともと「ケ」と発音していて、「気枯れ」は「ケガレ」と言っていたそうです。
つまり、「気が枯れている」とは、本来のあなたではないようすのこと。
たとえば、身内や親しい人を亡くしたとき。悲しみに暮れ、いつもの精神状態ではいられなくなりますよね? これが「気が枯れている」ときであり、元気をなくしている状態です。そこで「お祓い」の御祈祷(ごきとう)を受け、元気を取り戻すのです。
大なり小なり我々は、生きているだけで自然と「穢れ」がたまります。なぜなら、心はつねに揺れ動いているから。どうしたって、乱れることがあるのです。