まだまだあるねらい目駐車場
空港の駐車場に止められなかった場合の次善策が、空港に隣接した大型複合施設「羽田イノベーションシティ」(東京・大田区羽田空港)の駐車場だ。24時間利用可能で270台が止められる。京浜急行空港線、東京モノレールの天空橋駅に直結しており、国内線ターミナルには5分ほどで到着する。
48時間を超えて駐車する場合は、駐車時にコールセンターに電話して、その旨を伝える必要がある。料金は1日最大料金3080円の利用日数ぶんで、出庫時に精算する。
「天王洲アイル シーフォートスクエア」(東京・品川区東品川)の地下駐車場は466台収容できる。1日最大料金1900円と安いうえに、天王洲アイルから国内線ターミナルまではモノレールで約20分と、アクセスも比較的良好だ。
「大型のSUVなど、サイズや形状によっては駐車エリアが少なく、満車になりやすい車もありますが、小型普通車であれば、お断りすることはまずありません」(シーフォートスクエア地下駐車場の担当者)
ただし、営業時間が朝7時から夜23時30分までなので、早朝出発便や深夜到着便での利用は難しい。
タイムズという手も
駐車場運営の最大手、パーク24は羽田空港や京浜急行空港線、東京モノレールの駅周辺に多数の「タイムズ駐車場」を設置している。このうち「タイムズメルキュール東京羽田エアポート」(東京・大田区羽田)、「タイムズ東海ふ頭公園」(東京・大田区東海)、「タイムズ天王洲公園」(東京・品川区東品川)には30台以上が止められる。
満車・空車情報はスマホアプリ「タイムズ駐車場検索」を使えばリアルタイムで確認できる。
駐車時間は原則48時間までだが、駐車後、ホームページで「長期駐車の事前申告」をすれば、最長30日間の連続駐車が可能だ。その際は車種やナンバー、連絡がとれる電話番号などを入力する。駐車料金は、1日最大料金の利用日数ぶんが適用される。
記者も家族旅行で羽田空港を使う際、駐車場の確保に悩むことがたびたびあった。
駐車渋滞に巻き込まれ、飛行機に乗り遅れる、旅行が台無しになる、という悲劇を防ぐうえでも、ぜひ参考にしてほしい。
(AERA dot.編集部・米倉昭仁)