皇室ジャーナリストの神田秀一氏も、愛子さまが雅子さまに「似てきた」ことに共感しながら、その理由をこう推察する。
「愛子さまは、この一年で国民と皇室との関係に対して、自分自身の考えをしっかりお持ちになってきていると感じられます。そのことで、天皇、皇后両陛下も愛子さまのことを皇族の一員として頼もしく思い、信頼をされているように感じます」
親子である雅子さまと愛子さまが、容姿の面で似てくるのは当然だが、愛子さまの気持ちの変化、内面にあるものが、見る人に「似てきた」と感じさせるのではないかという。
そして、この気持ちの変化は、愛子さまが日赤に就職したことも大きく影響しているのではないかと神田氏は見る。
「職場には同僚もいれば、上司もいて、皇室に携わる人たち以外とも触れ合うことになります。仕事を始めたことは、愛子さまにとってこれからも大きく影響していくと思います。皇室の一員として国民との関係をますます真剣にお考えになっていくように私には映ります」
雅子さまは外務省でキャリア官僚として働いた経験があり、仕事を持つ女性という点でも、雅子さまと愛子さまのその姿は重なっていくのかもしれない。
雅子さまの愛子さまへの願い
61歳になった雅子さま。還暦を過ぎ、娘の愛子さまが大学を卒業、就職となれば、子育ても一区切りだろう。しかし、雅子さまは愛子さまの将来に望むことが、もうひとつあるのではないかと、神田氏は話す。
「雅子さまは、外国からの国賓が日本を訪問されたときの行事などに、愛子さまにも出席を促されているのではないかと思います。その延長線上に何があるかというと、いますぐというわけにはいきませんが、将来的に海外訪問をとお考えかと思います」