【那須の野を 親子三人(みたり)で 歩みつつ 吾子(あこ)に教(をし)ふる 秋の花の名】
宮内庁の解説/御用地内の翁ガ丘を三殿下でお歩きになりながら、そこに咲く、松虫草、女郎花、梅鉢草などの秋の草花を内親王殿下にお教えになった時の喜びをお詠みになったものです。
「この年、久しぶりに愛子さまのことを詠まれましたが、親子3人でというところに、本当に嬉しいという実感があふれている御歌だと思いました」(渡邊みどりさん)
御歌に残されているように、雅子さまが慈しみ、育んだ愛子さま。成年皇族として“歌会始デビュー”に自然と注目が集まるが、
「学習院大学文学部日本語日本文学科で日本文化を学ばれているので、どんな歌を詠まれるのか楽しみですね」(渡邊みどりさん)
2022年の歌会始の儀のお題は「窓」。20歳のみずみずしい御歌でコロナ禍の閉塞感を切り拓いてほしい。