これも、「応援」「信じる」「見通して待つ」といった非認知的な姿勢を感じます。

 まさに子どもの感情を大切にしている証のように思います。子育てを、認知的に、マーケティング的に見ていると、これらのことが簡単ではなくなるでしょう。

 親もまた、誰かに育てられて、社会の中で大人として生きているので、認知的なアプローチを他人や子どもにしてしまうのは、人間の性(さが)でもあります。でも、大谷翔平さんも藤井聡太さんも特別だからと言って、うちの子どもは大谷翔平や藤井聡太とは違うとあきらめてしまうのはやめましょう。

これからの時代に必要な
「FLAP人財」とは何か?

 これまでの日本の文科省の進める教育の主体は、認知的に優れた人づくりでした。

 学校教育のほとんどは、偏差値と受験を中心としたこの認知的な脳のトレーニングだったと言えるでしょう。すなわち、外的な課題に対して、対応・対策・対処できる能力です。

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2024年この本が読みたい!「本屋大賞」「芥川賞」「直木賞」
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