広い範囲で雨が降るのは15日(金)頃から。17日(日)は次第に寒気が流れ込み、18日(月)は寒くなりそう。朝晩の冷え込みで、九州から関東も木々の色づきが進み、紅葉の見頃を迎える所も。
12日(火)~18日(月) 寒暖差が大きい 週明けは寒気が南下
明日12日(火)から14日(木)は、九州から関東の広い範囲で晴れる見込みです。北海道は低気圧の影響で、明日12日(火)の夕方から次第に雨が降りだし、標高の高い所では雪が降るでしょう。夜は平地でも雪に変わる所があり、13日(水)の朝にかけて路面状況の悪化に注意が必要です。北陸や東北も、所々で雨が降るでしょう。
15日(金)から16日(土)は本州付近を低気圧が通過するため、沖縄や九州から関東で断続的に雨が降りそうです。17日(日)は次第に西高東低の気圧配置に変わり、18日(月)には平地で雪が降る目安の強い寒気が、東北付近まで流れ込むでしょう。太平洋側は天気が回復しますが、山陰から北陸は雨が降りそうです。東北と北海道では、雪のエリアが広がるでしょう。
最高気温は平年より高い日が多く、西日本を中心に25℃以上の夏日の所もありそうです。関東は20℃前後の日が多く、日差しのもとでは過ごしやすいでしょう。東北や北海道は、17日(日)から18日(月)にかけては、気温が大幅に下がる所もありそうです。朝晩は内陸ほど冷えるため、一日の中での気温の変化にもご注意ください。
19日(火)~24日(日) 一雨ごとに寒く 紅葉が進む
19日(火)以降も短い周期で天気が変わり、一雨ごとに季節がゆっくり進むでしょう。20日(水)頃は関東など、太平洋側を中心に所々で雨が降りそうです。北陸は曇りや雨でしょう。広い範囲で雨が降るのは22日(金)で、この雨を境に北から寒気が流れ込みそうです。北海道は日本海側を中心に雪が降り、本州も標高の高い所でも雪が降るでしょう。
最低気温・最高気温ともに、沖縄や九州から東北では平年より高い日が多い見込みです。九州から東海の時季外れの暖かさは落ち着いて、日中でも20℃に届かないでしょう。朝晩はグッと冷えて、九州から関東の市街地でも紅葉が進みそうです。北海道は平年より低い日もあるでしょう。気温が同じくらいでも、風向きによって体感温度が変わります。最低気温は札幌で0℃くらいまで下がる日もあり、底冷えとなるでしょう。
紅葉が進む条件
紅葉は、最低気温が8℃を下回ると進むと言われています。
夏の間はクロロフィルという緑色の色素がたくさん作られるため、葉は緑色をしていますが、秋から冬にかけては、クロロフィルが減って徐々にアントシアニンという赤い色素の割合が増えてくることで、葉が紅く染まっていきます。
アントシアニンの割合が増えるには適度な寒さが必要で、この適度な寒さが最低気温8℃以下です。最低気温が10℃を下回らず暖かいとクロロフィルが分解されないため、きれいに紅くならず、逆に最低気温が0℃以下になるなど寒すぎると、葉は黒くなってしまいます。
また、朝晩と日中との寒暖差が大きいとクロロフィルの分解が良く進み、葉の中でアントシアニンの純度が高くなるため、葉はよりきれいに紅く色づきます。