10月30日、天皇、皇后両陛下主催の秋の園遊会が赤坂御苑で開かれた。ひとりひとりとの会話を大切にするおふたりの懇談は、いつの間にか笑いに包まれる。太陽のようなあたたかさが、令和のおふたりの魅力だ。一方で、もちまえの社交性とホスピタリティを発揮したのが、高円宮妃久子さまと長女の承子さまだ。園遊会では、宮妃と女王の絶妙な機転とフォローに感激した参加者も少なくなかったようだ。
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「わたし子どものころスケートボード滑るだけは滑ったことある」
皇后雅子さまが、スケボー金メダリストの堀米雄斗選手らに明かしたエピソードが話題になった。
びっくりしたのは、堀米選手らだ。
「えー、そうなんですね」
雅子さまはさらに続けて、
「子どものころ、家の前が坂になっていて、スケートボードは、そこでこういう感じで滑っていただけなんですけど何回か楽しくてやっていました」
そう説明すると、今度はスケボー女子金メダリストの吉沢恋(ここ)選手が、
「じゃあ、一緒に滑れますね!」
と、楽しそうな提案をする。
「でもパークとはストリートはとても…」と雅子さま
ここで終わらないのが、雅子さまの魅力で、
「でもパークとかストリートはとても」
と、応じたものだから、その場はあたたかな笑いに包まれた。
令和に入ってから園遊会は、3回開かれた。陛下と雅子さまは、ひとりひとりに丁寧なお声がけをするため、そのたびに会話は弾み、話題にこと欠かない。一方で、招待者との話が盛り上がると、切り上げるタイミングが難しい。
この日、予定していた懇談時間は、午後1時50分から、2時10分まで。1900名を超える招待者のうち懇談できる時間は限られる。それでも、両陛下による招待客へのお声がけが終わり退席したのは、2時50分前。
おふたりは、30分以上お声がけの時間を延ばされた。一方で、懇談は天皇陛下、皇后雅子さま、秋篠宮ご夫妻、と一列に並んで順番に進むため、あとに続く皇族ほど招待者との懇談時間が短くなってしまう。