さらに、かしこまり過ぎない佳子さまらしい「絶妙なあしらい」があるという。
「セットアップの服装は、全体に固い印象になりがちですが、小粒のパールのイヤリング、ステーションタイプのパールのブレスレットと、きらめきを添えています。また、ヘアスタイルも後ろでゆるくまとめられ、ジャケットの着こなしのアレンジ、気張らないアクセサリーづかいとあわせて装いがさりげないものにまとまっています」(青木氏)
定番からフェミニン、そして
今年はパンツスーツをお召しになられた佳子さまだが、ガールズメッセにおける装いの変遷をたどると「変化」がみてとれると青木氏は話す。
ガールズメッセが始まった2020年とその翌年の21年はコロナ禍で佳子さまはオンラインでの出席だった。
青木氏によれば、20年の佳子さまは、オレンジのノーカラーのジャケットに、白いインナーというシンプルなデザイン。ジャケットの華やかな色味に、一連のパールのネックレスが映え、白のインナーとともに清楚な印象。「あらたまった中にも華やかさがあり、ある意味、佳子さまらしい装いだった」という。
続く、21年もオンライン出席。ブルーのややかしこまったスーツを「皇族女性の定番の装い」といえる、と青木氏は話す。襟は細いショールカラーで、インナーもお揃い。アクセサリーは、一粒パールのイヤリング、パールの一連ネックレス、パールのブローチ。髪は後ろでシニヨンにまとめられていた。
かしこまったスーツ+パールと「定番」を選ばれたことに、青木氏はこの頃の佳子さまを取り巻く変化を読み取る。