50年前の5月、ちょうど今頃の爽やかな季節に始まった「笑点」。
先日、この国民的番組「笑点」の司会引退を発表した桂歌丸さん。いよいよ今週日曜が最後の司会となるそうです。誰でも一度は見たことのある「笑点」。実は出演者の中に2人、スピルバーグ作品など、ハリウッド映画に進出(⁉︎)していたのをご存知ですか?
5月は、連休後の週末はゆっくりご自宅で過ごす方も多いと思います。この機会にハリウッド映画の中の日本(人)、チェックしてみませんか。
この記事の写真をすべて見る●「笑点」座布団係はハリウッドへの登竜門⁉︎
1966の5月15日にスタートした国民的長寿番組「笑点」。今月50周年を迎えました。言わずと知れた、司会が出すお題に出演メンバーである落語家たちが次々と答えていく「大喜利」番組。その大喜利が面白ければご褒美としてもらえるのが座布団。面白くなければ座布団を没収されてしまいます。毎回その座布団の数を競い合うのが番組の流れ。その大事な座布団を運ぶ役目を担っているのがいわゆる座布団係。現在の山田隆夫さんが6代目です。毒蝮三太夫さん、桂米助さん(4代目を務めた小野千春さんのサポート役として)なども名を連ねています。
山田隆夫さんの前・5代目を務めたのは俳優の松崎真さん(「手を上げて、横断歩道を、渡りましょう」のギャグが流行語になりました)です。この5代目・6代目の彼らは2人共ハリウッド映画に出演しているのはご存知ですか?山田隆夫さんはスティーブン・スピルバーグの1987年の監督作「太陽の帝国」に日本兵役として出演しました。この映画での演技が認められ、「ミスター・ベースボール」(高倉健さん出演の1992年のハリウッド映画)の通訳役のオファーが舞い込んだそうですが残念ながら実現には至らなかったそうです。
そして元々俳優だった松崎真さんは2本の作品に。「007は2度死ぬ」(1967年)と「燃えよドラゴン」(1973年)の2本。
日本の伝統芸能・落語の番組出演者が海外映画に進出…意外な感じがしますが海外映画の中に日本人を発見するのは嬉しいですよね。
●意外な人物がハリウッド映画に出演しています